電話

339:
なごみ 2009/01/12(月) 21:30:52 ID:mmbQBfn90
和むというか笑っちゃった話。 

ウチの店の新春宝くじの賞品はゲーム機。今日はその当選発表の電話をする日だった。
発表の時間は決められていて、本人不在の場合は次点繰上げという規則。
 
私「(店名)でございます!応募者のヤマダメグミ(仮名)様はいらっしゃいますか?」

出たのは高校生くらいの男の子、たぶん弟君。



弟君「姉は海外旅行に行ってていません…てうわ、まさかゲーム機当たった!?ねーちゃん当たったのかよー俺らはずれかくそー。あ、やべーねーちゃんいねえ!」
 
私「あ、いえあのお客さ 

(何か向こうでどたばた) 

弟君「ねーちゃんいないとどうしてもダメっすか!?ねえダメ?」
 
私「ご本人様ご不在の場合は次点の方ですが、でもですね 

弟君「えーくそー」

(何か向こうでまたどたばた) 

弟君「(裏声)メグミでえーす!生年月日は●年×月△日!住所は××市(以下略)…ってことでカンベンしてください!お願い!おねーさん!」 

私「あのお客様、私の話聞いていただけます?確かにご本人様確認できない場合は次点の方ですが、次点の方はヤマダタロウ(仮名)様なんですが…」
 
弟君「…………俺?」 

私「はい」
 
弟君「早く言ってよーーーー!あ、俺が言わせなかったのか。おねーさんゴメン!」
 
(本人確認の後) 

私「ではヤマダタロウ様にお送りいたします。おめでとうございます。ご応募ありがとうございました!」
 
電話切る寸前に、弟君とお父さん?もう1人の弟君?の3人くらいの歓喜の咆哮が聞こえました。 


341: なごみ 2009/01/12(月) 21:49:35 ID:HhWS4BgO0
>>339 
すばらしい弟


344: なごみ 2009/01/13(火) 07:58:53 ID:C/lgmL5BO
2人とも素晴らしい 


引用元:【同人】あなたの心がなごむとき~第49章
https://changi.5ch.net/test/read.cgi/doujin/1229784156/