【※過激な描写あり】
192: 一回は一回です。。 2007/10/01(月) 14:33:20 ID:5NAvGg1x
1――
14歳の夏、ボクは近所の広場で友人とキャッチボールをしていた。
広場の端では、自治会で集まった数人のおじさんやおばさんが草刈りをしていた。
青々とボクの背丈ほどにも成長した雑草が、おじさんの草刈り機の刃によってなぎ倒されていく。
その倒れた雑草を鎌でかき集め、小山のように積み上げていくおばさん。
“ギュンッ!”
聞き慣れない音だったが、さして気にはならなかった。
“ひゅぅぅぅ!”、“ヴァヴァヴァヴァ――ッ”
友人の構えるミットにまさに投げ込もうとした瞬間だった。
ボクはその異様な音に反応して音源の方向を見遣った。
続く