70: おさかなくわえた名無しさん 2013/06/29(土) 13:50:23.27 ID:ZCfN2874
友人のおじいちゃんのお葬式で、お坊さんの代わりに読経するはめになった話を投下。
もう20年以上たったからいいよね。
大学で知り合った友人のおじいちゃんに、自分の研究のためにちょくちょく
お話を伺ったり、現地を案内してもらったり、人を紹介してもらったりと
本当に随分お世話になったし、可愛がってもらいました。
卒業して数年たった頃は、おじいちゃんは田舎の家を引き払い、
他県の友人両親宅で同居されていました。おじいちゃんからみれば、娘さん夫婦に当たります。
そのおじいちゃんが、亡くなったとの知らせを受けて急いでお葬式に駆けつけました。
家を処分して、他所の娘夫婦の所で余生を過ごしていたのと、
かなり高齢で参列者も少ないということで、自宅で小さなお葬式にするということでした。
なんとか間に合ったんですが、お坊さんが待てどくらせどこない。
焦り始める葬儀者の方々。
斎場の予約の時間とかあるんですね。
なんと、お坊さんは葬儀に向かう途中に事故に巻き込まれて
大渋滞にはまって身動きができないとのこと。
他のお坊さんの手配を試みるも、皆さん他所の葬儀や不在で
捕まらないとのことで、どうしようかと一同顔面蒼白でした。
そんなとき、突然友人が
「あなた、お経読めるよね!もうしょうがないから何でもいいからお経上げて」
と言い出し、ご両親からも
「お願いします!」
と頼まれ、逃げられない雰囲気になってしまいました。
うちは、代々、ある仏様を家でお祀りしていて(新興宗教ではないです)
ご供養の勤行など、見よう見まねで覚えていて、それを友人は知っていたから、
いつの間にか、私が読経することになっていました。
でも、経本もないしと断ろうと頑張っていたのですが、
葬儀社の人が観音経と仏頂~何とかという経本を持ってらしたので、それを読むことに。
観音経は読んだことはかろうじてありましたが、もうひとつは全然知らない。
でも、おじいちゃんの供養だと思って頑張りました。
内心、バチが当たるんじゃ、と内心ヒヤヒヤしながらの読経でしたが、
すごいなぁーと思ったのは、そんな素人臭い読経の最中も、
葬儀社の人の司会で場が締まり、お焼香なども盛り上がる?タイミングで行われ
1時間半の読経の中で全て収まったことが凄い衝撃でした。
プロって、凄い。
あと、その後、私が怪しい新興宗教の教祖だとの噂が
友人達の間で流れていたということを知ったのも衝撃でした。
そういう人とは自然に縁が切れたので、おじいちゃんの置き土産だと思ってます。
おじいちゃんのお孫さん(友人)とは今でも、よい付き合いしています。
長くなりました。すみません。
74: おさかなくわえた名無しさん 2013/06/29(土) 14:17:03.55 ID:Y7vQqYVI
>>72
> そういう人とは自然に縁が切れたので、おじいちゃんの置き土産だと思ってます。
いや、そりゃあんた、祀ってる仏様のおかげじゃろ
新興宗教だなんて侮辱された仏様が黙ってなかったんじゃろ
75: おさかなくわえた名無しさん 2013/06/29(土) 14:38:22.45 ID:VDCC7gtx
徳がある人が徳を積んだって話かな
76: おさかなくわえた名無しさん 2013/06/29(土) 14:51:54.93 ID:iY2Xxx2e
いい話じゃないか
可愛がった人に心のこもった読経で送ってもらって幸せだったと思うぞ
77: おさかなくわえた名無しさん 2013/06/29(土) 17:09:09.97 ID:0BxPkhM3
いい話なんだが、先に荼毘に付して葬儀は後日あらためて、って訳にはいかなかったのか。
旅先でなくなったとかだとお骨にして連れ帰るのも普通だよね?
78: おさかなくわえた名無しさん 2013/06/29(土) 18:01:25.06 ID:XqSGOpug
規模は小さいとは言え親戚も都合つけて集まっていて、葬儀屋も来ていてだから
やり直し、って話になるとまた色々大変なんでしょう
80: 70 2013/06/29(土) 18:37:31.77 ID:ZCfN2874
遠方から親戚や知り合いの方々もいらしていたので、
葬儀のやり直しはやはり難しかったのだと思います。
その後は、葬儀社の方やお寺の方から丁重なお詫びがあったそうで、
四十九日などの法要はお詫びを兼ねて、色々と手を尽くして下さったり、
お仏壇やお墓の手配なども親身にお世話頂いたそうです。
今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 97度目
コメント
コメント一覧 (9)
せめて精一杯お勤めしようと大きな声でお経をあげてたら、
檀家のお婆さんが「一生懸命やってくれた」って涙を流して喜んでくれた。
やっぱり気持ちは通じるものなんだなって思ったよ。
うちの住職が初七日、二七日とお経を上げにくる。何故か、母親の永代供養をしろという。
まだ、自分はばりばり働いてるが。周りの知り合いに聞いてみた。
永代供養は自分が働けなくなってお寺に維持会費とか払えなくなりそうだとかの事情ができたら
まとめて大きい金額を払ってこれ以降の供養を頼むもので、ちゃんとお布施や会費を払えるのであれば必要ないものであると。
知らないと思ってばかにされているのか??やれやれ。
孫と仲良しの人で、縁故関係無く手を合わせに来る心の持ち主が必死で読んでくれた経で逝けるんだからさ
それに読んだ経緯だって、頼み込まれて引くに引けずだ
いいことしたね
確かに。孫にこんな素敵なお友達がいたんだと知ったらもう死んでもいいって思っちゃうな。
>檀家のお婆さんが「一生懸命やってくれた」って涙を流して喜んでくれた。
>やっぱり気持ちは通じるものなんだなって思ったよ。
二日酔いや寝不足など、万全な状態じゃなくても感謝をもらうこともこれからあるぞ
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