16/10/2
自分じゃなくて妹の話だけど。
私が初めて妊娠した時、医者にダウン症の可能性があるって言われて羊水検査を受けた。
結局、ダウン症でもなくて無事だったし、安定期にも入ったので
親戚にも報告をしたときのこと。
伯母(父の姉)に
「ダウン症じゃなくて良かったね」
と言われたと同時に
「孫がダウン症だったら弟が可哀想だ」
と言われた。
うちは農家で、末っ子長男だった父は祖父母にもすごい大事にされてきたし、
伯母も『弟大好き』って人。
だから、この時も
「また始まった」
ってくらいに思って聞き流したけど、ちょっと腹の底ではムカっとした。
そのことを妹に愚痴を少しこぼしたら、妹がその場で伯母に抗議の電話を入れた。
妹「あのさ、お姉ちゃんに向かって『弟が可哀想』って言ったんだって?」
伯母「そんなこと言った?言ったかもしれないけど、あんまり覚えてないわ~」
妹「よくもまあ本人に向かってそんなこと言えるね。誰が一番不安だったと思うの?もしダウン症だったら、誰が一番つらいと思うの?」
伯母「でも悪気はないのよ?」
妹「悪気がないなら何を言っても良いわけじゃないだろ。少しは考えて物事を喋れよ。あんたが弟が可愛いように、私だって姉が可愛いんだから」
伯母「……ごめんなさいね!」
そこで少しヤケクソになったように怒りながら、伯母が電話切ったんだけど、
そのあと妹が泣きながら、
「もっと文句言ってやりたかったんだけど、ごめんね。上手く言えなくて」
って謝ってきた。
喧嘩ばっかりで、仲が良いのか悪いのかよく分からなかった妹だったけど、
自分のために怒ってくれたのを見てすごく嬉しかった。
産まれてくる子供のために、手編みのおくるみを出産祝にくれたし、
誰よりも一生懸命お腹に話しかけてくれてた。
無事生まれたときも泣いて喜んでくれた。
そして今ではすごく仲良しで、今回の第二子の妊娠報告もすごく喜んでくれた。
393 :おさかなくわえた名無しさん\(^o^)/ ID:plxjf9/3A.net
胸がスーッとする武勇伝を聞かせて下さい!(139)
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