振られた男

361:
恋人は名無しさん 2003/12/27 17:33:00
もう2年前の話なんですが。 
当時大学生だった俺は6歳年上の彼女と半同棲していました。 
彼女は社会人で働きながら夢を追う(当時の俺には)立派な(に思えた)人でした。 

付き合い始めて半年ほどしたある日、2人で彼女のインコに餌やったりしながらマターリしていると、彼女がポツリ、ポツリと最近の悩みなどを話し始めたのです。
俺は最近様子がおかしいしやはりうすうす何かあると思っていて、「ついにきたか」という感じで神妙に聞いていました。



それが、なんと、仕事で知り合った40男(既婚)にストーキングされているというのです。 

休日の夜に近くにいるから飲もうなどと電話があって

「今日は仕事で泊まりだから無理」

と。

断ると

「嘘だろ。昨日帰ってきてから外に出てないじゃないか」

等かなり気持ち悪い電話だったようです。 

俺は彼女が大好きだったし

「何かあっても必ず守ってやるから心配するな。電話くれたらすぐ駆けつけるから」

とかなんとか言った記憶があります。 


長いので一旦切ります。


362: 恋人は名無しさん 2003/12/27 17:40:00
その2,3日後、事態が急変したらしく夜学校に残っていた俺に1本の電話がありました。
 
出ると彼女からで

「例の奴が家に上がりこんできて困っている。今はとりあえず落ち着かせているので大丈夫だが恐いので早く来てくれ」
 
というものでした。

俺は一緒に実験する予定だった同じ研究室の奴に予定の延期と後片付けを頼むと快く承諾してくれ、車を飛ばして駆けつけました。 

彼女の部屋のドアを壊しそうな勢いで開けると、目の前に組み敷かれた彼女と知らないおっさんが。(ワンルームでしたので)
 
瞬間、自分でも驚くほどの身軽さでおっさんに飛び蹴りをかましていました。 
脇腹にヒットしておっさんがうめき声をあげるのを尻目に彼女にかけよると、髪はぐちゃぐちゃ、腕には痣、頬に切り傷といった惨憺たるありさまでした。 
とりあえず一度ぎゅっと抱きしめて、おっさんを見ると青い顔をして今にも吐きそうになっています。
 
同情の余地はなかったのですが一応救急車と警察を呼び、おっさんは腕と足を縛り動けないようにして、彼女を慰めながら到着を待ちました。
 
警察が来てから事情を話し、一応2人とも出頭してもらう必要があるというので、彼女が落ち着いてからちゃんと行くから少し待ってくれと頼んだらそれでいいと言うので、おっさんを引き渡して部屋を片付けたり珈琲を入れてあげたりしながらずっと慰めの言葉をかけつづけました。 


あぁ、終わらん・・・。すいませんもうちょっと続きます。


365: 恋人は名無しさん 2003/12/27 17:50:00
暫くしてやっと彼女が落ち着いたので じゃあ、大変だけど2人で警察行こうかということになり、とりあえず珈琲でもと湯を沸かしている最中に俺の携帯に電話がありました。
 
相手はよく行く飲み屋でたまに会う友達(女)で、今常連連中で飲んでるからすぐ来いと、かなり酔った感じで叫んでいました。

もちろんそれどころではないので、残念だけど今ちょっと忙しいからまた今度誘ってくれと言って電話を切ったのですが、振り返るとそこに青い顔をした彼女が。
 
「あ、今沸いたからもうちょっと待ってて。休んでていいよ大変だったんだから」
 
「今の誰?」

「うん、友達。飲み会なんだってさ」 

「嘘!女でしょう!声聞こえたんだから!浮気してるの!?」 

と、一気に激昂する彼女。必死になだめる俺。
 
しかし普通の精神状態じゃなくなっていた所に追い討ち(くどいようですが本当にただの友達だったのですが)をかけられた彼女は煮え湯の入ったやかんを投げつけて来ました。 
咄嗟に手で振り払ってしまうと蓋が開き中から沸騰した湯が。 

結局俺は右腕全体と右わき腹に大火傷を負い全治3週間。
 
その後おっさんはあばらが折れていたようで過剰防衛になるかも、とか言われたり、向こうの家族が出てきて裁判沙汰になったりと色々ありました。 

あ、そのゴタゴタで彼女とは別れました。

 
長くなってごめんなさい。


367: 恋人は名無しさん 2003/12/27 17:57:00
そこまでして別れるとは・・・ 
男女の仲ははかないねー


369: 340 2003/12/28 12:21:00
結局、1回会ってくれて、割合サバサバしていたけど、

「ごめん、やっぱり私、気持ちが離れちゃうとどうしても駄目なの。今までだって他の女を触った手で私を抱いていた訳だし。もう顔も見たくないし、好きな気持ちも全くありません。悪いけど、二度と目の前に現れないでね。思い出すのも嫌だから」 

と、淡々としかし強い決意を持って告げられました。 

ほとんど何もいえず、彼女が去った喫茶店にひとり取り残されました。
 
情けない。 

俺は世界一、どうしようもない男だとその時気付きましたし、皆さん幸せにやって下さい。


370: 恋人は名無しさん 2003/12/28 14:31:00
本当にどうしようもない男だ


372: 恋人は名無しさん 2003/12/28 15:48:00
お前らのうち、340を責める資格がある人間が一体どれくらいいるというのだろう。 
胸に手を当て考えてみな。 
自分がいか程の器かを。


373: 恋人は名無しさん 2003/12/28 16:00:00
>>372 
いつ2chに書き込むのに資格が必要になったのかな?


374: 恋人は名無しさん 2003/12/28 16:21:00
喪前ら、もちつけ


375: 340 2003/12/28 16:55:00
何言われても、身から出たサビ。 
でも、受けた代償はあまりにも大きすぎました。 
これでもマジで彼女を愛していました。 
こんな俺でも。


377: 恋人は名無しさん 2003/12/28 19:40:00
>>375 
ギャハハ だっせー


379: 恋人は名無しさん 2003/12/29 00:32:00
今回のことは忘れたら駄目だろ。学習しる!


引用元:https://love.5ch.net/test/read.cgi/ex/1059925152/