田舎

引用元:今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 193度目
http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/kankon/1594088033/

306: 一回は一回です。。 2020/07/18(土) 22:18:51.67 ID:vsnPQ0K7.net
今YouTubeで日本の昔の奇襲みたいなのを見てたんだけど
おじろく・おばさって…地域違うのに、母親の実家にいた!!

30年くらい前。そのまんまおじろくとおばさって呼ばれてて、なんか皆その2人はほぼ構わないで、仕事だけ言付けて放置。いじめたりひどく扱ったりはしない。
でも「おじろくだからいいの」「おばさだからいいの」でどんな時も人数には入らない。
みんながご飯食べ終わると、お櫃を渡してこびりついてるレベルの米を集めて握り飯か雑炊にして食べてた。
一度宴会中にみんなが食べてるカニをおばさも食べなよって持って行ったら首を振って逃げられたよ。
おばさは家の敷地と向かいの養豚舎と鶏小屋以外には絶対出ない。おじろくは自転車かリヤカー引いてあちこち野良仕事してたけど。
いつも無表情だし、声かけても聞こえないフリするし、顔見ると背ける、頼みごとをすると返事する。
おばさは泊まりに来た私たちが寝る時間でも勝手場にいたけど、おじろくは日が暮れると納屋の2階に引っ込むと言ってた。



雇い人かと思ってたけど、考えたらおじろくは祖父に似てたし、おばさは祖父の妹に似てた。
あれって、おじいちゃんの弟妹だった…のか?
祖父の妹は普通の人で徒歩1分の家に住んでて、結婚出産も普通にしてた。
母親は3姉妹でみんな普通で平等だし、自分達世代も同居の従兄弟は2人兄妹、別居の従兄弟は2人兄弟、我が家も3人姉妹で扱いも平等だった。
中学生くらいの時に立て続けに2人とも亡くなったと聞いた。
親には聞きづらいから今度お盆に本家の墓の記名見てみよう…


307: 一回は一回です。。 2020/07/19(日) 00:36:14 ID:JJ4CPzH3.net
>>306
どういう意味かわかんなくてぐぐったけど近年の日本でそんな風習こえーわ


308: 一回は一回です。。 2020/07/19(日) 00:59:23.98 ID:xOCq4Jj2.net
戸籍簿に「厄介」と書き込まれるって…恐ろしい風習だな…


309: 一回は一回です。。 2020/07/19(日) 02:18:57.11 ID:M+HCwhFN.net
>>307
精神科医が書いた論文一報しかソースがないんで、嘘かある特定の家の事情だったかどっちかじゃないかと思ってる
本当なら民俗学者が大挙して押し寄せてるよ


310: 一回は一回です。。 2020/07/19(日) 02:39:15 ID:Y5w/Uh2I.net
エピソードは自閉症とかの発達障害みたいな感じはあるけどね

食べ物も偏食がひどいとか
目を合わさない、聞こえてないフリも
実際は考え事に集中してて気がついてない事もあるし


311: 一回は一回です。。 2020/07/19(日) 02:44:35 ID:q3IvqBSM.net
>>306
オジロクヤオバロクの奇習は確かに実在したらしい事は聞いている
いまではさすがにいないでしょうけど
後を継げなかった兄弟など、普通は地元を出て都市に仕事を探しに行ったのだろうが
オジロクやオバロクが存在した地域は寒冷で貧しい地域だったと思う
労働力が都市に流出したら困るので、そういう制度が出来たのだろうな


312: 一回は一回です。。 2020/07/19(日) 02:50:55 ID:v4P/MhGY.net
>>306
母方の本家にも、「おばさ」って呼ばれてたおばちゃんがいたよ。
「おばさん」ではなく、「おばさ」って呼ばれるのは「半人前」という意味がある
母方の本家の「おばさ」は、所謂「精神薄弱」だった。
タチの悪い流行病(スペイン風邪)で生死を彷徨ったのが原因。
それで、本家の世話になって一生過ごした。
下女としても働いたけど、「おばさ」の失敗は咎めない習わしになってたよ。
「おばさ」の葬式の時に、本家の婆さんが「これでやっと名前を呼んでやれる」って泣いてた。仏だからね
昔は精神薄弱がでると他の兄弟の結婚や就職に差し障るから、「家族であって家族ではない」という扱いでやりすごしたそうだ

残酷だけど、智恵と言えば智恵なんだろう

※江戸時代までは商家でも身分によって呼び方が細かく変わった。
小僧さんは「三吉」ではなく、「さんちゃん」って呼ばれた。半人前だから、給金はない
(代わりに、衣食住と教育は商家負担。藪入りに小遣いやったし、新年には新しい服と下着を渡した)
手代に昇格したら一人前、「三吉」。給金が出る。藪入りで家に帰るときは、商家からお土産が託された。路用も商家がだした
手代頭や番頭見習いで「三吉さん」と敬称がつく。番頭以上で敬称付き役職名か敬称付き名前で呼ばれる(主人家族も敬称を付けて呼ぶ)
大番頭だと、商家の主人からも敬称付き役職名(大番頭さん)で呼ばれる


316: 一回は一回です。。 2020/07/19(日) 10:05:45.71 ID:Pk5FVHwH.net
>>312
半人前だからきちんと名前を呼ばずに愛称で呼んでたケースがあったんだ!
時代小説が好きでよく読んでたけどそれは知らんかった。


313: 一回は一回です。。 2020/07/19(日) 03:09:24 ID:v4P/MhGY.net
>>311
>オジロクやオバロクが存在した地域は寒冷で貧しい地域だったと思う
>労働力が都市に流出したら困るので、そういう制度が出来たのだろうな

これはむしろ逆。貧しい地域だと、養う食物自体が不足しているのでむしろ外に出す。
生まれながら障害がある場合も、貧しい地域だと赤ん坊の時点で返す。
食料事情が安定していたり、裕福な家だと「養える」から、生かす場合が多い。

ただ、幼少期に饑餓やその他で精神遅滞や薄弱になる場合がある。
あと、奉公に出せない事情がある場合、家で飼い殺すしかない
(奉公で追い出される理由で一番大きいのは「寝小便」癖がある場合。
脳への外的要因などで発症すると、奉公は先ず無理。嫁取りも婿取りも無理)
精神遅滞や薄弱、障害は遺伝すると考えられていたから、対外的に家族でない。と取り繕う場合も多かった

武家だと、家臣に養子にやり、知行所や領地で一生過ごさせる(その分の食い扶持はだす)と言う形を取った
障害がありながら、将軍家を継いだ家重は、例外中の例外
(長男だったことと、発話障害があっても頭脳は明晰だったことも将軍職を継げた理由)


317: 一回は一回です。。 2020/07/19(日) 10:35:43.72 ID:q3IvqBSM.net
>>313
そんな理由かね?
俺の聞いたところによればオジロクやオバロクは村の人口のかなりの割合を占めていたが
かなり以前に資料を読んだだけだから、詳しい数字とか憶えていないが
集落の三分の一だったか、四分の一だったかに相当したはず
精神薄弱者の救済にしては多いような


318: 一回は一回です。。 2020/07/19(日) 10:39:04.21 ID:VyBpoRBo.net
中国でもそういう風習はあるらしい
次男以下は下男下女として家に留まる
昔観た中国映画でもそういうのがあった
確か菊豆とかいうタイトルの映画だったかな
その風習の事を解説してあった


332: 一回は一回です。。 2020/07/19(日) 13:44:24.87 ID:sS3q8H1l.net
「おじろく・おばさ」は、風野春樹が紹介した時に文化人類学方面でもそれなりに話題になって、検証しようとした人もいた
結果、「身内の障害者等を一族で囲い込んで養った」事例は出てきても、「長子以外の一族を奴隷化し、精神障害を誘発した」習慣や事例は見つからず、原報の信頼性に問題があるという結論に至ってたな
ここで出てきた事例(過去の調査に比べて多すぎるな)も前者と後者を混同して語ってる


342: 一回は一回です。。 2020/07/19(日) 20:38:49 ID:DYSaFTIS.net
長野県の人は「おじろく」という言葉自体タブーな感じだった
親戚の集まりで、兄が弟の俺をおじろくと言ったら、えらく怒られてた。
他のことは兄に甘くていじめも放っておかれてたのに

長野県出身じゃないとニュアンスはわからないみたい


343: 一回は一回です。。 2020/07/19(日) 21:17:02.59 ID:GI4AcHO2.net
関西で部落発言みたいなもんか


354: 一回は一回です。。 2020/07/20(月) 08:46:49.56 ID:A/4s+nAy.net
>>306は30年前って平成初期だよね。そういう田舎の因習ってせいぜい1970年代以前の話と思っていた。


358: 306 2020/07/20(月) 10:31:08.90 ID:9sQ0R3Ce.net
>>306だけど、姉に聞いたら少しだけ分かった。
やはりおじろくとおばさは祖父の弟妹だったらしい。
姉の結婚の際両家の家系図や戸籍の提示があって、知ったと。
母に聞いたところによると障害者とはいわなかったが、ぼんやりだったから祖父が養っていたそうだ。
ただしおじろくおばさは神様の子だからと大事にされていたそう。
母の実家はかつての庄屋さんだったらしく裕福で田畑に養豚養鶏といろいろやっていてたが、おじろくがいたからできたこと、とおじろくが亡くなってすぐに養豚養鶏をやめて土地を売って神社に本殿寄進したそうだ。
富のお返しらしい。
山梨の件の村とは少し違うけど、奴隷的な扱いじゃなくてよかった…


360: 一回は一回です。。 2020/07/20(月) 10:43:36.09 ID:sJRsasfy.net
>>358
日本全国、どこもそんな感じだったよ
すこし裕福だと、かたわ者を養えるから養う。

で、本人が興味を持った事をやらせる。
本人も得意なことを色々工夫して、知恵が延びる場合があるので、
興味があるようならやらせる方が良い。

と、江戸時代の医者の本にも載ってたりする。
簡単な一次産業や、台所仕事などを教えることが多かった。
いざという時に、引き取り手が見つけやすい。という事情もあった
(農業が出来ると、寺で寺男(寺の農地の小作人)として面倒見て貰えた。
 江戸時代の寺は、基本的に自給自足で食べ物は耕して作ってた)
女だと、簡単な台所仕事が出来ると、町内や寺、商家などで下女として面倒を見て貰えた。

都市部だと町内で面倒見たり、親が務めてた奉公先で引き取ってそのまま仕事させたり
農村だと、村の寺や庄屋が村落の同意の下に引き取って、
簡単な仕事をさせて衣食住の面倒を見ることで、一生を過ごさせた。
町役人や村役人も、地域で面倒を見るべし。という立場を崩さなかった


363: 一回は一回です。。 2020/07/20(月) 10:54:12.12 ID:sJRsasfy.net
>>358
>山梨の件の村とは少し違うけど、奴隷的な扱いじゃなくてよかった…

それ、実は報告した人が思い込みで奴隷制と発表しただけ。
と言うのが真相。


364: 一回は一回です。。 2020/07/20(月) 10:59:39.91 ID:sJRsasfy.net
>>354
>田舎の因習

勘違いで因習って思うだけで、今でも結構あるよ。
社会に出れない&出せない子供を、親族が面倒を見ている。家での軽作業をさせている。 

という制度だから。
みそっかすの子供、ごまめの子供扱い(呼び方を半端にしている)だから、
軽作業で失敗しても激しく咎めたりしない。

親の資産を食いつぶすだけで、労働力を提供しない引きこもりニートより、余程役に立っている


372: 306 2020/07/20(月) 21:19:30.61 ID:47ZY3jSR.net
>>359->>364
思い込みの勘違いでWiki、地元の人たちは災難ですね。
よくあった形態でよかった!
母方本家みんな優しい人達だったのに奴隷!?とびっくりしてしまった。

ちなみに姉はおじろくにお馬さんやって!とせびって物凄い嫌そうに馬やってもらって、降りた時のおじろくの能面が脂汗かいたみたいな顔を見てとても反省したと
自閉症だとしたら接触過敏あったのかもだね。
あと、私が嫁ぐ時に持ってきた「おじいちゃんの竹細工の一輪挿し」はおじろくの竹細工だったことが判明。
今となっては顔はおぼろげにしか思い出せないけど、いつも見ていたおじろくの手は良く覚えている。
あの手が作ったんだなぁ、ありがとう
おばさはいつもかりんとう作ってくれてありがとう


373: 一回は一回です。。 2020/07/20(月) 23:20:32 ID:h/QpTYfG.net
なるほどなあ
祖父母の家には耳が聞こえない話せないおばさんがいて、お手伝いなのかなって思ってたけど大きくなってから祖父の妹だったと知って衝撃だった
色々必死に話そうとしてくれたけど全然言葉にならないから分からなかった、今思えば筆談出来るならそれで意思の疎通が出来たはずなのでもしかして文盲だったのかもしれない
でも縫い物とか色々してくれてたな