AとBと言う付き合いの長い友人がいた。

Aはご主人を病気で亡くしているが、子供はいなかった。
下世話な言い方になってしまうが、
A自身大学を卒業して入社した会社でずっと働いているから
40代後半で役職もついてるのでそれなりに稼いでいると思うし、
保険金や相続もあったろうから、経済的に問題はなさそうな生活をしている。

精神的な部分はどうか分からないけど、多趣味な女性だし、
少なくとも私が見る限り暗さは感じない。
お姑さんはかなりキツイ人だったみたいだから、
解放されたと冗談交じりに聞かされたこともある。

Bが昨年あたりから、そんなAにやたら見合い話を持ってくるようになった。
Aはもう結婚する気はないからと毎回断っているが、まだ若いのに勿体無いとか
子供もいなくてひとりぼっちで老後寂しいよ?老後どうするの!と説得している。

私は横で聞いていてBに

「よかれと思ってやってるんだろうけど、本人が再婚の意思がないんだから」

って言うと

「私はAが心配でしょうがないの!私子は自分が幸せならそれでいいの?」

とか言われて、そういう事じゃないと話しても全く届かない。

Aも言葉を選んで断ってる感じだったけど、それは相手が友人だからだと思うし

私だったらあんまりしつこいとキレて

「ほっといてくれ!」

と言ってしまいそうだ。



この間、Aが亡くなったご主人の法事のことで義実家側と揉めてるらしく愚痴をこぼした。

するとこの時とばかりにBが

「だからもう亡くなった人のことは忘れて再婚再婚♪」

とバッグから封筒(釣書)を出した。

このタイミングは無いだろ~と思ったし
ちょっと無神経なんじゃ?と思って注意しようとしたら

Aが

「B、悪いけど今後のお付き合いは遠慮する。あんたの無神経さには辟易」

と淡々と言った。

Bは嬉々とした表情から一転して顔をこわばらせて店を出て行った。

(こらこら珈琲代払わないとw)

その後

「実は・・・」

とAから聞いたんだけど、Bはお見合い斡旋のアルバイトをしてるらしい。

私らが結婚するような年齢の頃には廃れていた仕事だと思ってたけど、今でもあるんだね。
結婚まで辿りつかなくても双方を合わせるだけで
先方の男性親から1万円貰えるんだって。
結納まで言ったらいくら、結婚したらいくらってあるらしい。

その事を知ったのは最近らしいけど、次に勧められたらその事を話して
これまで以上にハッキリその気はないから他を当たってと言うつもりだったけど
このタイミングで言われるとは思ってなかったからって苦笑してた。

なんか色々考えさせられたわ。
1万円って私にとっては大金だけど、友を利用してまで欲しい額とは思えない。
多少なりとも友を心配する気持ちもあったんだろうと思うけど(思いたいけど)
一度、二度、断られたら余計な心配だと理解するだろうしな。

それと、もし夫が突然いなくなったら・・・って想像したら、
私もやっぱり再婚は考えないな。
この年でこれから又、一から家庭を構築していくのってしんどい。めんどくさい。
だったら経済的に不安がないならひとりの方が気楽だわ。


271 :名無し2016/08/27(土) ID:GxC
スレ立てるまでもないが沢山言いたいこと op8