絶望

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コピペ 02/12/14 06:00 ID:4mQU3nA4
小学校6年の頃の話である。
私は父親の仕事の関係で、一時期鎌倉市から宇都宮市に転校していた。

転校後しばらくすると「検便」のお知らせがあった。
「検便」ってのは、「ポキール(だっけ?)」とかいうシールとか、
銀の容器とか、ビニール瓶とかを使うあれだよね。
しかし、検査する人も嫌だろうね。

さて、検便の前日、帰り際のホームルームで、担任は

「明日は検便だから絶対忘れるなよ!」

と念を押した。

だが、ホームルームが終わっても容器などが配られる気配もない。

「おかしいなー、忘れてるのかなー」

と思い、私は隣の席の友人に

「容器は配られてないよね」

と話しかけてみた。

すると、彼は怪訝そうな顔で

「(栃木弁で)マッチ箱は自分で用意するに決まってるでしょっ」

と言うのだ!・・・決まってんのぉ? ねぇ。

疑問が怒りに変わった私は、

「おいおいマッチ箱だってよ、ふざけんな!」

と思ったが、友人はどうも本気でそう言ってるらしかった。

私の憧れの○原さんも、当然の顔をしてうなづいている。

「嘘だろー!!」

私は小6にして群集の中の孤独を味わっていた。



家に帰って、私は母親に検便とマッチ箱の話をしたが、当然のごとく信用してくれない。

あげくのはてに、

「いつまでふざけるんや」

と怒られる始末だ。

しかし、私がなおも必死で訴えるため、ようやく母親も半信半疑ながら、マッチ箱を探し始めた。
既に夜中である。ところが間が悪いときはしょうがないもので、いくら探してもマッチ箱は見つからない。

このままでは「検便忘れ」ということでさらし者になってしまう。転校生の立場は微妙なのだ。

必死で捜索を続けていると、

「あったわよ」

という母の声。ほっとした。

しかし、母親が持ってきたマッチ箱は、なんと商店街でもらってきたお得用のでかいマッチ箱だったのだ!

私は小6にして、人生の岐路に立たされていた。「検便忘れ」という汚名をかぶり
別の日に1人だけウ●コの入ったマッチ箱をもっていって笑い者になるか、
それともお得用マッチ箱で、笑い者になるかだ。

だが私は楽天的な子供だった。

「まあマッチ箱なんていろんな大きさがあるし、適当な大きさのものが見つからないのは自分だけじゃないだろー」

と考えて、そのまま提出することにしたのだ。

翌日、担任の机の上にマッチ箱が載せられていく。
なんだかお楽しみ会のプレゼント交換みたいな光景であるが、中身は大違いだ。
しかも集まりゆくマッチ箱は、どれも皆小さかった!
そんな中で…私のお得用マッチ箱はやはり異様だった。
まるで箱いっぱいにう●こが詰まっているように見える。私は恥ずかしかった。
畜生、俺は大グソ垂れだと思われるのだ。悔しい。皆が大笑いしている。

その笑いのさなか1人の女生徒が席をたった。憧れの○原さんである。
彼女は、私が笑い者になるのが耐えられなかったのだ。

「うやー、なんだよ。俺って好かれてんじゃん」

と、ちょっぴり嬉しい私である。

しかーし! 隣の友人は私にささやいた。

「(栃木弁で)おまえ、○原んちのマッチ箱を検便に使ったんか」

なんということだ。そういえばマッチ箱には、「○原△業」(○原さんの家業の名前)と書いてあった。 
私は憧れの女生徒の家のマッチ箱にう●こを入れてきてしまったのだった。

その後、彼女とは卒業まで二度と口をきくことはなかった。


見てしまった!!すごい修羅場16