きちがい女

12/01/17
これは7年ぐらい前の話です。 高校卒業後、就職して初めての一人暮らし。 
実家から徒歩30分程度の所で、まったく土地勘がない場所じゃなかった。

一人暮らしを始めて3ヶ月ぐらいした頃、会社から家への帰り道、
毎日夕方6時頃いつも通る公園の横を歩いてると、なにげにフッっと
公園と道路の溝に目がいって、見てみると赤いサイフが落ちてたのよ。

ん?っと思ってサイフを拾ってみると重い!カード類が5~6枚入っていて、
千円札が2枚ぐらいと、あとは小銭がギッシリだった。 
直感で女性のサイフって分かった。 

一瞬ネコババしようと思ったけど、当時、俺には女友達が
まったくいなかったので、これをキッカケに女友達が出来るかも!?
って思って近くの交番に届けた。 

警察官から色々聞かれて、紛失届書?みたいなもんに記入したりして 
1時間ぐらいかかったかな? 

警「その書類はそちらで保管しててください。落とし主が現れた場合に
必要な書類なので。でわ、落とし主が現れたらこちらから連絡しますので」
 
俺「はい」 

どんな人かなぁ~。なんて想像しながら家に付いた。 

時計を見ると夜の9時。風呂でも入って寝るか・・・っと思っていたとき

ピンポーン・ピンポーン・ピンポーン 
(おいおい3回も押すなよ・・・) 

こんな時間に誰だと思って玄関を開けると 
そこには冬場なのに赤い超ミニスカでキャミソールの美人が! 



俺「・・・どちら様で?」 

女「・・・すいません」←めっちゃ小声で 

女「サイフを落とした者なんですけど・・・」

俺「あっ!はいはいはいはい♪」 

おいおい・・・いきなりかよ!しかも美人! 

女「あの・・・紛失届の書類を貰いに来ました」←超小声 

俺「あっはいはい♪ちょっと待っててください!」

急いで紛失届書を取りに部屋に戻って、玄関に行こうとしたら真後ろに女が立ってた! 

え!?まさか・・・やれる?何て思ってたら女が顔をツゥーーーっと近づけてきて
 
「やさしいんですね」←聞き取れなかったけど、たぶんあってる
 
と言ってニヤァ~って笑った。

笑った口には歯が一本もなく不気味だった。 
一瞬、不気味さと恐怖で意識を失いそうになった・・・
 
俺「と・・・当然ですよ・・・」

女は顔を近づけたままニヤァ~っと笑っている。 

震える声で

俺「あの・・・もう夜も遅いですし・・・」

なおも女は顔を近づけて

女「親切な人っているんですねぇ(ニヤァ~)」←ここはハッキリと
 
そう言って女は帰って行った・・・。 

その日は怖くて実家に帰って寝た。一人でいるのが怖かった。 
それから3日後ぐらいにフッっと警察の人が言ってた言葉を思い出した。

「落とし主が現れたら連絡しますので」

そういえば警察から一度も連絡がなかった。 
怖いけど気になったので会社の帰りに 
サイフを届けた交番に行ってみた。

すると同じ警察官で俺の事を覚えていたらしく
 
警「まだ落とし主現れてないんだよね」

・・・え?サイフを届けた日に家に来たんだけど?なんて言えなかった。 

おかしい・・・警察に行かないで何で俺の家が分かったんだ? 
後をつけられた?それしか考えられない。 
考えれば考えるほど怖いので忘れる事にした。

それからちょうど1年後、恐怖を忘れかけてた頃、
いつものように帰り道の公園を歩いていると電信柱に人影が。ん!?
赤いミニスカにキャミソール姿の女がいた。

紛れもなくあの女が・・・ 

サイフを拾った場所を電信柱の影からジーーーーっと見ていた。 
それ以来その公園を通る事はなかった。
 
今でも赤いミニスカを見るとあの時の恐怖を思い出す。 


488: 本当にあった怖い名無し ID:PxjyAq5/7
ほんのりと怖い話スレ その81