724: 本当にあった怖い名無し 2009/09/04(金) 14:31:38 ID:0U0ZTix/0
うちの婆ちゃんから聞いた戦争のときの話。
婆ちゃんのお兄さんはかなり優秀な人だったそうで、戦闘機に乗って戦ったらしい。そして、神風特攻にて戦死してしまったそうです。
当時婆ちゃんは、製糸工場を営んでいる親戚の家に疎開していました。
ある日の夜、コツンコツンと雨戸をたたく音がしたそうです。
だれぞと声をかけども返事はなし、しょうがなく重い雨戸を開けたのですが、それでも誰もいない。
婆ちゃんは、それになにか虫の報せを感じたそうで、
「兄ちゃんか?」
と叫んだそうです。返事はありませんでした。
その後戦争が終わり、婆ちゃんは実家に戻りました。そしてお兄さんの戦死の報せと遺品、遺書が届いたそうです。
婆ちゃんは母親、他の兄弟たちと泣いて泣いて悲しみました。
遺書には、お母さんや他の兄弟について1人1人へのメッセージが書いてありました。婆ちゃん宛には、次のように書かれていたそうです。
「キミイよ。兄ちゃんが天国いけるように祈ってくれ。弁当を食べてから逝くから、空腹の心配はない。
この国を、日本を頼んだぞ。負けても立ち上がれ、誇りを捨てるな。
まずしくともよし、泥をかぶってもよし。かねを持っても、うまいものを食ってもよいのだ。
ただひとつ心を汚すな。それが日本人だ。心を汚されたときこそ、おこれ。
黄色のりぼんがよく似合っていた。兄はいつも共にある。うつくしくあれ、キミイよ。」
婆ちゃんは疎開先の製糸工場にいるとき、当時出来たばかりの新商品である黄色のヒモを毎日お下げに巻いていたそうです。
お兄さんにその黄色のヒモを見せたことは一度もなかったので、あの雨の日にワタシに会いに来たんだと、婆ちゃんは生涯信じていました。
引用元:https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1251552150/
コメント
コメント一覧 (30)
こういう話を聞くと戦争って悲しいなと思う
今の日本の指導者層は戦争に負けてものうのうとしてますから(。>д<)
今の日本人が失ってしまったものに涙が止まらぬよ
愛しい妹だけでなく、生き残って国の未来を築いていく、日本人全員への言葉だ
今の我々に、先人が命を張って守っただけの意味があるのだろうか?
今日からなるべく、美しくあろうと心掛けてみるわ
ある晩、ただいまと声がして奥方が見に行くと玄関に立ってたそうだ。そして消えた。奥方は妊娠していた。
そして敗戦を迎えた。夫を亡くした未亡人は再婚したが、田舎特有の偏見で辛い思いをしたらしい。
再婚相手は自衛隊員。
皆様も美しくあれ。
>うつくしくあれ
今日から自らを律する言葉としていきたい。
負ける云々は検閲にはかからなかったのかな
戦後に届いたからセーフだったのか?
今の我々に気高さがあるのだろうか?
読んでいて、涙があふるる。
そしてプリンスオブウェールズがやたら太っちょに見えるのが気になってしまうw
せめて、彼等に恥じない生き方をしたい!
名言です。
立派な方達のお陰で今の日本があります。ありがとうございます。
切ないけど、心があたたまる
妹への愛が溢れとるな
背筋を正さねばと、自分から思わせてくれる。気持ちが立派なお兄様ですね。
神風なんて人を何だと思ってるんだ。
ただもう他にどうしようもなくやった作戦だよ。
最初から兵士の事なんか考えてないなら開戦時からやってるだろうし。
ちな開戦の真珠湾攻撃で敵格納庫に自ら突っ込んだ英霊も居る。
これで日本を核実験場にできるとね
大の日本人嫌いで、核兵器使用は国際法で禁止されていたのに使用許可を出した
それを言われるとアメリカの立場が悪くなるから東京裁判で日本だけが悪いとした
が、のちに東京裁判の裁判官たちは挙って「東京裁判は間違いだ」としている
英霊の御霊よ、安らかに…
沢山の人の目に触れた事でしょう。
良い言葉です。自分も胸に刻んでおこうと想います。
さて、オレらは後世の日本人達に何を遺してやれるのか・・・
悲しいけれど、心に沁(し)みる言葉を、管理人さんに紹介していただきました
人生という辛く苦しいことが多い道を歩むとき、その道を照らす灯火のようです
先達(せんだつ)に恥じないよう、さいごまで努力します
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