深夜の道路

11/09/13
ちょっと、オカルティックな話じゃないんだけど、自分的に恐い話を思い出したので、書かせて下さい。

私、不眠症なので一時期、よく夜中(深夜1~3時くらい)に散歩に出たりしてたのよ。

で、大体決まったルートがあって、コンビニに寄って雑誌とか立ち読みして飲み物とか買って、帰宅して……って感じだったんだけど。

ある日、いつものルートを通っていたら、何か、

『タタンッ、タタンッ!』

ってリズミカルな音が聞こえてきたんだ。

こっちは不眠症だから、逆にちょっとハイになってて、そんなに恐いとかその時は感じなくて、

「なんの音だろう?」

ってむしろ好奇心の方が優って、引き返したりしないで、そのままいつものルートを進んで、音のする方に近づいていったんだ。



で、だんだん音が近くなって、音の発信源……に着いた、と思ったら、人がいたんだ。

なんていえばいいんだろう、全くの無表情で道路の真ん中で反復横跳びをやってる人がいて、その時の靴の音が『タタンッ』って音だったんだ。

それだけでも、今思い返せば結構恐いんだけど、その人がタタンッって横飛びするたびに、街灯に照らされて、その人の手元の辺りがキラッと光るんだよね。

ん?って思ってよくよく見てみたら、その人、出刃包丁を持って反復横跳びをしてたんだ。

無表情で出刃包丁を持って、深夜に反復横跳び……

なもんだから、さすがに冷や汗が出ちゃって、あたかも道を間違えちゃったような体をよそおって、さりげなーく、その場から離脱したんだけど……

あれは何か呪いの儀式とかなんだろうか……?それとも、ちょっとアレな人なんだろうか?未だに分からない自分の恐い体験です。