繁華街

10/01/05
今年の春休みに鹿児島に住んでる友達の家に遊びにいった。

大学に進学してからは会うのは初めてで、友達のアパートを見るのもこれがはじめて。

街中にあるんだけど、妙に照葉樹のたぐいがでかでかと茂ってて歴史を感じるたたずまい。建物も見た目は古いけど汚らしくはない。

ただ回りが繁華街(若干ピンク系)なせいか落ち着かない感じの印象だった。

友達はもともと賑やかなことが好きな方だから気にはならないみたいだけど、そんな立地のせいかアパートの住人はガラの悪いボーイみたいのや、貧乏ホストっぽい人が多く、治安が心配…

極めつけに友達の部屋の2階にはごついオカマが住んでて、時たま壁越しに気持ち悪い声が…

でもまあ、そんなところなので退屈はせず初日は朝まで外で遊んでた。

で朝方帰ってきて小腹がへっていたので、自分が前日お土産に買ってきたケーキを食べようと思ったらなぜか箱の中身がない。友達も食べてないらしい。

不思議に思いつつも仕方ないので友達の買い置き食料を漁るのだがこれもない。カップメンが箱入りであったらしいのだが箱だけ…

その後いぶかしんで友達といろいろ話してたけど、アルコールもはいっていたのでどちらともなく寝てしまった。



起きると周りはもう真っ暗で夜になってた。

友達はまだ寝てるみたいだし、身体もだるいのでぼーっとして暗闇に眼をならしていたら妙なことに気づいた。

友達の部屋はすりガラスつきのドアで台所と区切られている。そのすりガラスごしになにかが動いてた。というかひとの顔だった。

もう一瞬で眼が覚めて、友達を起こしにかかろうとしたのだけれど、恐怖からかなかなか動くタイミングがつかめなくて冷や汗を流すばっかり。

それでもなんとか身体を動かして友達の肩をつかんだとき、布ずれみたいな小さな、本当に些細な音をたてた。

自分が寝ている場所はちょうどドアの正面から少しはなれた場所。

すりガラスの向こうで影の視線がこっちに向くのがわかるような気がして、はじけたように友達を起こして明かりをつけた。そのとたん

ドタドタドタドタッ!!ガチャッ!…バタン!!

と廊下をはしって部屋を出て行く音がきこえた。

その後…

怖くて二人でそのまま朝をむかえるまで一緒の布団で団子になってた。

んで朝。二人で微妙な気持ちでいたところにアパートの大家さんがきて、友達と玄関で世間話。ひとりで部屋にいると会話が聞こえてきて

「上の階にオカマさんが住んでるの知ってる?…あの人、あなたが越して来る前はこの部屋に住んでたのよ」


538:本当にあった怖い名無し 2010/01/05(火)23:48:29ID:QtDMsq1g0
↑それは、おかまちゃんが鍵持ってたって事?ある意味怖いな。

筆者が男ならもっと怖かったと思うが。


541:ほし 2010/01/06(水)00:37:45ID:s1w2jDaA0
合鍵つくって持ってたみたいです。
ちなみに友達はオネエです…


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