クリスマス

02/06/04
私の謎な体験ですが、4年前の12月のこと。

ある夜、天井北側から南側に向かってゴトッゴトッと音が移動してくる。音が部屋の真上で止んだので、天窓を見上げてみたら、しゃがみ込んで天窓を覗き込んでいる男と目があった。

8階建ての最上階に住んでいたのに…キケンな奴だ…。

約1週間後、私の部屋に作業服を着た若い男がやってきて、

「大家から頼まれて煙突と暖炉の掃除に来た。合い鍵を作りたいので鍵を貸してほしい」

と言う。

「そんなものは無いから大家が頼むわけない」

と言うと、おかしな事を言いだした。



「実は依頼主は大家ではなく、12月に煙突と暖炉の掃除をしてもらわないと困るので、自分が派遣された。

煙突と暖炉が無いはずはなく、なぜなら依頼主がこの前確かめてきたからだ。

あなた、この前見たでしょ、あの人のこと。夜来たでしょ?

無いっていうなら家に入れて確認させてもらわないと困る。あの人に怒られる。」

夜来たでしょ、と言うのは多分天窓の男のことだろう。

しばらくのやりとりの末、彼はしゅんとなった後、

「12月なんだよ?どうするの?」

と泣きそうな顔で去っていった。

その後、友人達とこの件について話してみたんだけど、

1.サンタではないか(12月で煙突と暖炉にこだわるから)

2.掃除にきたのは実はトナカイで、サンタに怒られるのが怖かった

3.サンタとトナカイでないならば、そういった妄想に囚われている人間では(サンタ妄想とトナカイ妄想の2人組、または同一人物の1人)

4.いたずら(同じく1人か2人組)

5.たまたまいたずら好きかおかしいのが2人、同時期に来ただけという仮説が出た

多分サンタはいないので1,2はないだろうし、妄想かいたずらの可能性が高い。

妄想ならクリスマスにサンタは来るつもりなのでは、また、いたずらでもわざわざ8階建ての傾斜した屋根に上っていることからヤバい、という結論になって12月なかばから1月まで実家に避難することに。

結局、1月に戻っても二度とサンタとトナカイが現れることはなかった。

毎年12月になると

「あれは何だったのか」

と思い出しちゃうよ…。