呪い

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本当にあった怖い名無し 2012/03/11(日) 23:31:26.82 ID:U0mGaHqO0
高校生の頃、道端で金を拾った。それも10円とか100円ではなく、500円玉を4~50枚ほど。 

バッグに入っていたわけではない。自宅近くの交差点から川沿いの道を通り公園に行き着くまで、直線にして大体2kmぐらいの範囲の道に、ところどころ散らばっていたのだ。 

貧乏学生だった俺にとって臨時収入といえるこの金は、まさに渡りに船。今なら何らかの事件性も考えて警察に連絡するのかも知れないが、当時の俺はそんなに生真面目な学生でもなかったので、ゲームを買ったり、友達との交友資金に使ったりと、大切に使わせてもらったわけだ。 

拾った金を使い切った次の日。朝目覚めると、体が異常にだるく感じた。全身の関節が痛み、喉が痛くて呼吸するのも億劫だった。しばらくすると、登校時間になってもおきてこない息子を叩き起こそうと、鬼の形相をしたかーちゃんが部屋の扉を乱暴に開けた。 

「いつまで寝てるの!!早く学校行きなさい!!!」 

そう怒鳴ったかーちゃんだったが、俺の様子を見るとキョトンとした顔をしてベッドに近づいてきた。 

「なに、あんた。熱でもあるの?」

「…………(うん)」

「早く言いなさいよ!悪くなったらどうするの!?」

「…………(大声出さないで、頭痛いの)」

「まったく、ちょっと待ってなさい。薬もってくるから」

「…………(ありがとう)」 

何でかーちゃんってのは、子どもが風邪引くとあんなに優しくなるのかね?普段からもう少しその優しさを出してくれれば良いのに。



閑話休題。

それから3日間はひどいものだった。40.0℃近い高熱が続き、水でさえも口に入れたらすぐに戻してしまう。病院に行っても原因は不明。とりあえず1日入院したら、嘘のように熱が引いた。医者も首をかしげていたが、翌日には退院の運びとなった。

迎えに来てくれたのはかーちゃん。

「お昼ごはん何を食べたい?」

と聞いてくるかーちゃんに

「別に何でも良いよ」

と答えようとしていると、対向車線からトラックが突っ込んできた。 

かーちゃんは肋骨3本。俺は右腕を解放骨折、右膝の前十字靱帯断裂と半月版損傷、右脛骨粉砕骨折で病院に逆戻り。 

入院中にもかーちゃんに癌が見つかったり、元気だった祖父が倒れたり、家が火事になったり、彼女に振られたり。つくづく不幸に見舞われた。 

祖母が

「呪いじゃ!呪いじゃ!!」

とテンパってた姿を今思い返すと少し笑えるw

でも当時は俺も連続する不幸が怖くなっていて、一族の墓を任せていて、昔から懇意にさせてもらっているお寺の住職さんに、お祓いをしてもらうことになった。

住職さんは俺には別に何を言うでもなく、淡々とお祓いを終わらせた。

ただ、帰り際に

「○○君、何を拾ったの?」

と、ぼそっとつぶやいた。 

「えっ!?」 

驚いて振り返ると、住職さんはにやっとして続けた。 

「落し物を簡単に拾ってはいけないよ。昔から憑き物(厄)を落とすには、わざと何かを落とすんだ。それはお金だったり宝石だったり様々だがね。

それらと一緒に憑き物(厄)を落とし、拾った者を身代わりにする。まぁ、変なのは憑いてないみたいだけど、厄を背負ってるみたいだから、あと1年は注意しておきなさい」 

住職さんはそう言って寺の奥に引っ込んでいった。 

正直それまでは幽霊とか信じていなかっのだが、ちょっとだけ信じても良いのかなと思った体験だった。 

そういえば、昨日職場の近くにダイヤの指輪が落ちていた。誰でも分かりやすいところに置いておいたから、落とし主が気づいていると良いけど。


517: 本当にあった怖い名無し 2012/03/11(日) 23:44:34.75 ID:PGLLWGKK0
拾得物横領か


521: 本当にあった怖い名無し 2012/03/12(月) 03:08:27.96 ID:TCok3BAz0
>>512 
>落とし主が気づいていると良いけど。 

持ち主に戻ることを願うなら交番に届けろよw